10月14日、泉北の街を駆け巡るイベント「泉北ニュータウン・フォトロゲイニング2017」が開催されました。
※フォトロゲイニングとは、地図をもとに制限時間内にチェックポイントを回り、獲得ポイントをチーム戦で競い合う「ロゲイニング」がもとになっているようです。ナビゲーションスポーツともいわれるらしく、戦略性が必要とのこと。そこに「写真」の要素が加わり、戦略性はそのままにエンターテイメント性が増したイベントです。子どもから大人まで楽しめると、最近各地で開催されている模様。
今回の舞台は、「泉北の街」。7km×10km四方のなかに、50のチェックポイントが設けられました。参加者は、老若男女。ファミリーや友達、同僚や主婦友など、各自が仲のいいメンバーでチームを組んで参加。入賞の1~3位以外に“ベストドレッサー賞”が設けられていたこともあり、楽しい仮装で臨むチームなども目立ちました。
最初はルール説明。今回可能な移動手段は、「歩く」「走る」「電車」「バス」。それ以外の乗り物はNGです。(タクシーや自転車、あとは馬とかも駄目)説明のあとは、同時に地図とチェックポイント箇所を開封し、30分の作戦タイム。スタート地点が「いずみがおか広場」ということもあり、中央の「築山」は絶好の作戦会議場。子どもたちは寝転がったり、大人もリラックスしながら、あーだこーだと作戦タイム。
そして、一斉にスタート!駅やバス乗り場など四方に散らばっていくチーム、これが運命の分かれ道になったのでしょうか!?数を周る?高得点狙い?各チーム、はたしてどんな作戦なのでしょう。
チェックポイントで話を伺うと、「ランニング仲間で参加しているから、極力走ります!」と体力勝負や、「時間配分がカギです」といってタイムキーパーを決めたり、スマホで時刻表を確認する戦略的チーム。その他にも、「パン店やカフェとか自分たちの行きたいとこに行く」、「地元の人に案内してもらいながら巡ります」など、楽しみメインにしているチームが多く見受けられました。(とは言いつつも、あわよくば上位入賞を虎視眈々と狙っていたようですよ)
タイムリミットを前にゴールで待機していると、余裕をもって帰ってくるチーム、ギリギリまで粘ってゴールに駆け込むチーム、最後に泉ヶ丘周辺のポイントを荒稼ぎするチームなどもいました。集計を待って、表彰式。3時間ファミリーの部では、唯一ベビーカーを押して参加した親子がベストドレッサー賞を受賞。
5時間一般の部では「乗り物はほぼ使わず8割は走りました!」というチームが入賞したり、カラフルアフロで参加したPTA仲間がベストドレッサー賞。ファミリーの部では「真田幸村の格好をしたチーム(鎧は、お子さんの手作り!)」が“2位”と“ベストドレッサー賞”のダブル受賞などなど。
参加した感想を伺うと、正直に「疲れました」と言いながら、「地元だけど知らないとこを知れた」と魅力再発見につながっていたり、「チェックポイントのバッティングセンターでホームラン打ちました!」、「行きたかったパン店に行けた!」など、ルールがありつつも各々が戦略を練って「自分たちだけの楽しみ方」を見つけられるのもフォトロゲイニングの魅力なのかなと思いました。
ゴール後は、「どうやって周りました?」とチーム同士の交流があったり、10数名が3チームに分れて参加した桃山学院大学はみんな揃って記念撮影をするなど、競技中はライバル心を燃やしながらも最後は笑顔で触れ合えるスポーツのすばらしい面も見られました。
※このレポートは市民ライターの取材により構成しています。
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