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【11/23】泉北の地に、吉本新喜劇がやってきました

泉北ニュータウンが50周年を迎えた今年、泉北みんなの力で吉本新喜劇を呼ぼうとプロジェクトは始まりました。泉北のエピソードなどを盛り込んだオリジナル脚本の制作、特別出演者を募集してのオーディション、そして稽古の日々。このプロジェクトが動き出したのは、半年以上前。学生代表の深水智仁さんに話を伺うと、「学生みんなの足並みを揃えるのが大変でした。最初は同じでも徐々にバラバラに。でも、後半はしっかり一致団結していました!」といった言葉もあり、いろんなことを乗り越え、この日を迎えたようです。
そして11月23日、ついに「みんなが主役! 泉北吉本新喜劇」が開催されたのです。

開幕してまずはじめに、ダンスチームの「リスペクト」、泉北お笑い王決定戦を勝ち抜いた「ラピート」、堺少女歌劇団たちによる華麗なダンスや大爆笑の漫才など、地元の子どもたちがオープニングアクトで盛り上げてくれました。正直、みんなの舞台度胸には驚かされ、稽古もたくさんしてきたことがひしひしと伝わってきました。


そして会場が熱気に包まれ、委員長の野口正文さん曰く「泉北が一つになれば、吉本新喜劇だってこの地に呼べるんですよ」の言葉通り、その時がやってくるのです。会場にはお馴染みの曲が流れ、幕が開いた瞬間、満員の客席からは大きな拍手が巻き起こりました。

堺市出身の山田花子さんをはじめとした新喜劇メンバーに加え、オーディションで選ばれた地元子どもたちが登場。石田靖さんのアドリブ交じりの演技や新喜劇お馴染みの「ズッコケ」を子どもたち数十人が一斉にするなど、会場は大爆笑!公演中は、オリジナル脚本をただただ楽しませていただき、お腹が筋肉痛になりそうでした。

そして終演後、プロジェクト委員長の野口正文さんと学生代表の深水智仁さんに少しお話を伺いました。
深水智仁さんは「プロジェクトの大きさから、最初は雲をつかむような状態。実際に中に入り、いちプロジェクトを成功させるのがどれだけ大変か実感した。それと同時に、企業や社会人の方々、そして大学の先生の働きに目を奪われる日々で、その働きは凄いの一言でした」といっておられ、普段は知ることのない裏側で、“仕事をする”とはどういうものなのか、学生のうちに貴重な経験ができた模様です。


野口正文さんに「何が大変でしたか?」とお聞きすると、「一晩では語り切れませんよ」と。その一言でここまでの道のりの苦労が伝わってきました。しかし、お二方とも一言目には「無事終わって、よかったです」と言っておられ、そしてインタビュー中、終始笑顔であったのは言うまでもありません。達成感や喜びに満ちたこの日を、存分に噛みしめているようでした。

※このレポートは市民ライターの取材により構成しています。
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